大阪大学 近藤研究室

大阪大学 近藤研究室
人間科学研究科/人間科学部

人新世時代の現代哲学と人間学

Philosophie contemporaine et anthropologie philosophique à l'ère de l'Anthropocène.

領域横断/社会実践/現代思想/比較思想史

Pluridisciplinaire/ Pratique sociale / Pensée moderne / Histoire comparée de la pensée

人新世時代とも言われる現代社会の諸問題の多くは、経済や社会、あるいは人間のモラルや自然科学、様々なテクノロジーや芸術など、通常は区別される領域が複雑に絡み合っている場所において生じています。たとえば環境問題はその典型例でしょう。このような現代の諸問題に取り組むためには、人間、自然科学、社会経済、技藝という四つの基本カテゴリーのあいだの複雑なありようを、一貫した視野のもとで総合的に理解する新たな思考枠組みを構築する必要があると考えています。研究の概要については、リサーチマップの基本情報をみるようにしてください。

Our Research

研究紹介
2023.10.12
2023.10.16
2023.10.12

Member

研究室のメンバー
池田 信虎 (Nobutora IKEDA)
大阪大学 大学院 人間科学研究科 共生学系 共生の人間学
ミシェル・フーコー
黒木 萬代
哲学
ジル・ドゥルーズ、現代フランス哲学とフェミニズム
佐々木 晃也
哲学
スピノザ、企業内哲学
辰巳 一輝
哲学、障害学
ジル・ドゥルーズ、批判的障害学
香川 祐葵
哲学、現代思想
物語と主体形成、ポストモダン、フェリックス・ガタリの思想
南 匠真
哲学の社会学、哲学方法論、フランス哲学
1970年代フランスの前衛哲学者はどのようにしてフランスやその他の国々で受容されたのか。
林 宮玉(リン キュウギョク)
フランス現代思想
ジョルジュ・バタイユにおける「引き裂き」の問題
三宅 萌
哲学・現象学、フランス現代思想、美学
とりわけ後期メルロ=ポンティ哲学の註解とその哲学的意義の提示(芸術や創造的表現の議論に立脚して)
森川 勇大
哲学
ジャック・デリダ、ウィトゲンシュタイン
Héctor Uclés
Postcolonial thought
Spivak's categories applied to diverse works of aesthetic expression
石長 佑一
技術の哲学 / エピステモロジー
ジルベール・シモンドンの技術論、認識の個体化、現代における技術と自然(震災と防潮堤)
大谷 真寛
男性学
大矢 悦子
クィア/セクシュアリティ/フェミニズム
レオ・ベルサーニ
瀧口 隆
ドゥルーズ・映画研究
①『シネマ』を中心としたドゥルーズ研究。②「記録」としての映画について。
中島 魁星
哲学/現代思想/文学
ジル・ドゥルーズにおける哲学と文学の関係について
布施 哲朗
哲学/フランス現代思想/経済思想
エマニュエル・レヴィナスにおける「享受」の問題とユダヤ性/エコノミー論
毎床 玲音
哲学/文学/共生学[M2]
1. アルベール・カミュ 2. ジャン・グルニエ 3. マイノリティ表象とオートフィクション 等 キーワード:「absurde」、「indifférence」、「生きづらさ」という表現
松尾 遼太郎
フランス現代思想、数学の哲学、モノを中心とする哲学
アラン・バディウ、人権概念、社会運動の(不)可能性
松木 貴弥(M1)
日本哲学
西田幾多郎の哲学(特に『無の自覚的限定』以降)における個物論や身体論
中谷 碩岐
哲学、現代思想
ジャック・デリダを中心としたフランス現代思想、現象学とエピステモロジー、学問論、学際研究
中村 佳史
日本哲学
西田幾多郎、山内得立、日本哲学における中動態
池端 祐一朗
哲学・倫理学、公共政策論、思想史
カトリックの中絶問題と米国大統領選挙、道徳/倫理と政策
磯島 浩貴
数学の哲学(幾何学思想史を中心に)、英仏哲学史・比較研究(アンリ・ベルクソンとバートランド・ラッセルを中心に)
19世紀の幾何学革命を背景とした哲学における空間概念の新たな基礎づけの問題を数学史と哲学史から跡づけ、その論争状況の中にベルクソンとラッセルの対立を位置付け、比較検討する研究を行っています。
増永 乃璃
アンリ・ベルクソンの哲学
アンリ・ベルクソンにおける「生の必要」と創造性の問題、『笑い』論
近藤 和敬
哲学、フランス哲学史、科学認識論、日仏比較思想史、現代思想
人類史の哲学、想像力の論理